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BIツール「Tableau」の基礎の基礎!地理情報を使ってデータを可視化する

f:id:tadaken3:20190804235048p:plain こんにちは!
タダケン(@tadaken3)です。

BIツール「Tableau」について、基本的な使い方をまとめてみました。

「Tableau」は非常に簡単なツールなので、Excelを使える人なら簡単にデータを可視化することができます。今回は、地理情報を使ってジオグラフィックを作成する方法を解説します。都道府県ごとの人口増減率を算出し、それを地図上に可視化してみましょう。

Tableauとは

TableauとはBI(Business Intelligence)ツールで、公式ホームページでは、以下のように紹介されています。

誰でも簡単に使えるビジュアル分析ソフト

Tableauは、ターゲット層として「Excelを扱えるユーザー」と定めています。

Excelでデータを閲覧し、計算式を使っているユーザーであれば、Tableauをスムーズに利用できます。ドロッグアンドドロップで簡単にグラフを作成することができるのが特徴です。

今回は無料で使えるTableau Publicを使用しています。製品版のTableau Desktopと機能的にはほとんど変わりません。

製品版のTableau Desktopとの違いは作成したダッシュボードをローカルには保存できません。Tableau社が運営するTableau Publicサイトにのみ公開・保存できます。

Tableau Publicのここからダウンロードできます。

都道府県データの準備する

今回はTableauで、csvファイルのデータを読み込む方法をご紹介します。Pythonを使用して、Wikipediaの「都道府県別の人口一覧」ページからデータを取得してみましょう。以下のスクリプトを実行します。

import pandas as pd

url = 'https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E4%B8%80%E8%A6%A7'
fetched_dataframes = pd.read_html(url, header = 0)
df = fetched_dataframes[0]
df.to_csv("population.csv", index = False,encoding='utf-8') 

population.csvに、都道府県別の人口のデータが保存されました。

csvを読み込んでデータソースとして利用する

Tableau Publicを立ち上げて、さきほどのpopulation.csvを読み込みます。

f:id:tadaken3:20190804230303p:plain

Tableauをつかってデータの可視化

では、さっそくデータを可視化していきます。

計算フィールドの作成

まず、人口増減率の計算をしていきます。「計算フィールドの作成」で関数を使って、データの計算をすることができます。エクセルのような感じですね。

今回は「増減率」を算出したいので、「(2015年の人口- 2005年の人口)/ 2005年の人口」とします。

f:id:tadaken3:20190804230524p:plain

ジオグラフィックの作成

今回は地図を使用したいため、ディメンジョン「都道府県」に「地理的役割」を指定します。今回は都道府県のデータなので、「都道府県/州」を選択します。こちらを選択するとデータの内容をもとに経度・緯度を自動算出してくれます。

f:id:tadaken3:20190804230907p:plain

つぎに、都道府県をダブルクリックすると、「Tableau」が自動で認識して、最適なビジュアル表現を選んでくれます。

今回の場合、地理的情報を設定しているので、地図(ジオグラフィック)が表示されます。(もちろん、自分で設定することもできます。)

人口増減率を地図上で表現したいと思うので、マークの箇所に先ほど作成した「人口増減率」のメジャーを入れます。

f:id:tadaken3:20190804231330p:plain

マークにある「人口増減率」を選択して「色」を指定します。

すると、人口増減率で各都道府県が色分けされます。

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関東以外、ほとんど真っ赤ですね。

あとは、書式やコメントなどで補足してあげると完成です。

Tableau Publicのサイトに公開

完成したファイルは、Tableau Publicの公式サイトにアップロードし公開することができます。

作成したダッシュボードはブログや自身のサイトに埋め込むこともできます。

まとめ

Tableauを使って、都道府県ごとの人口の増減率を可視化することができました。Tableauを使えば、さまざまなデータを使って、カッコいいダッシュボードを簡単に作ることができます。

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連載目次:Tableauの基礎の基礎!イケてるダッシュボードを簡単に作成しよう

データビジュアライズツール「Tableau」の使い方を解説するシリーズです。Tableauを使ってイケてるダッシュボードをサクッと作っていきましょう。

Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニック ?データ加工からダッシュボード作成まで?

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