肩の力を抜いて

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プログラミングネタが中心。ラクして成果を上げる仕組みを考える。

三日坊主を防ぐ仕組みをGoogle Apps Scriptで作る

f:id:tadaken3:20170922204913p:plain こんにちは!
タダケン(@tadaken3)です。

新しいことを始めようと意気込んでみても三日坊主になってしまったことはありませんか。

例えば、ジム通い。

通い始めた直後はモチベーションも高く意気揚々と筋トレに勤しんでいくのですが、ときには天気が悪いことを理由に、ときには仕事が忙しいことを理由に、だんだんジムに行かなくなってしまいます。

そんなことではいけない!これではムキムキマッチョになれない!

意志の力に頼らずジムに通えるようにしようと考え、三日坊主を検知したらGoogle Apps Scriptで通知する仕組みを作ってみたところ、これが自分の三日坊主を防ぐのに大いに役立ちました。

今回は三日坊主を克服するための仕組みをGoogle Apps Scriptで作る方法をご紹介します。 ジム通い以外にも、習慣化したいものに応用できるはずです。

三日坊主克服システムの概要

三日坊主克服システムの仕組みを簡単にご説明すると

  • ジムに行った履歴を残して管理する
  • 最後にジムに通った日から3日経過すると通知が送られる
  • ジムに行った記録はボタン一つで簡単に残せるようにする

です。

三日坊主が検知されるとこのように通知が送られます。

f:id:tadaken3:20170921235328j:plain

三日坊主克服システムはWEBサービスを組み合わせて構築しました。 もちろん無料でできます。

利用したサービス・役割は以下の通りです。

図にするとこんな感じです。

f:id:tadaken3:20170922114518p:plain

スマートフォンスプレッドシートの連携をIFTTT、それ以外の部分をGoogle Apps Scriptが担っています。

では、さっそく作成方法をご説明します。

IFTTTとGoogleスプレッドシートを連携してジムに行ったことを簡単に記録できるようにする

IFTTTとは

まず、IFTTTとGoogleスプレッドシートを連携させてスマホで簡単に押せる「ジムに行った」ボタンを作ります。

IFTTTを簡単に説明すると「あるWebサービスとあるWebサービス間を自動的に連携する」WEBサービスです。

ifttt.com

例えば、「もしTwitterに投稿したら、Facebookにも同じ投稿をする」といった「Applets」を簡単に作れます。詳しいことは省略しますが、IFTTTを使うとさまざまなWEBサービスを簡単に連携できるようになり、大変捗ります。

「もしスマートフォンウィジェットにあるボタンを押したら、○○をする」というAppletsも作ることができます。

こちらを使って「もしスマートフォンウィジェットにあるボタンを押したら、スプレッドシートに日時を記録する」というAppletsを作成します。

IFTTTをダウンロードする

まずはIFTTTのアプリが必要になりますので、アプリストアで「IFTTT」と検索するか、こちらからダウンロードしてください。1

IFTTT on the App Store

IFTTT - Google Play の Android アプリ

アプリを起動したらアカウント作成画面が出てくると思いますので、「Googleアカウント」「Facebook」アカウントでログインするか、新たにアカウントを作成してください。

新しいアプレットを作る

アカウントの作成ができたら、トップの右下にある「My Applets」をタップします。ここに作ったAppletsが保存されます。

では、早速、新しいAppletを作成ましょう。Applet作成するには、右上の「+」をタップします。

f:id:tadaken3:20170922000025j:plain


するとこのような画面がでてきます。

f:id:tadaken3:20170922000145p:plain

IFTTTは「if this then that」の略でthisの部分に「きっかけ」(トリガー)、thatの部分に「行動」を指定することでAppletが作られます。

「this」の部分をタップして、トリガー部分を設定します。「button widget」を検索して選択します。

f:id:tadaken3:20170922000206j:plain

「Chose trigger」とトリガーを選ぶよう指示が出ますので、そのまま「Button press」を選びます。

f:id:tadaken3:20170922000223j:plain

次に「行動」部分の「that」を設定します。今度は「Goole Drive」を検索してタップしてください。

f:id:tadaken3:20170922082614j:plain

「Choose action」と促されますので「Add row to spreadsheet」(スプレッドシートに行を追加)を選択します。 f:id:tadaken3:20170922000349j:plain

続いて、スプレッドシートの設定になります。

「Spreadsheet name」の部分はお好きなスプレッドシート名を入力ください。該当するスプレッドシートがない場合は、自動で作成されるのでご安心ください。

「Formatted row」の部分は記録される行の内容になります。今回は時間だけがわかればいいのでOccurredAtだけ残してあとは削除してしまいましょう。

「Drive folder path」の部分はスプレッドシートの保存場所になりますので、こちらもお好きなところに変更してください。

f:id:tadaken3:20170922000622j:plain

完了したら「next」をタップします。

Appletが作られます。最後に「Edit title」でわかりやすい名前を設定しておきましょう。

これでボタンが作成されました。スマートフォンの設定でウィジェットにIFTTTアプリを追加すると、先ほど作成されたボタンが表示されるかと思います。

f:id:tadaken3:20170922000806j:plain

早速ボタンを押してテストしてみましょう。

このようにスプレッドシートにボタンを押した時間が記録されます。

f:id:tadaken3:20170921233435p:plain

Point IFTTTとGoogleスプレッドシートを連携させる

Google Apps Scriptで最後にジムに行った日から何日経過したか計算する

IFTTTのタイムスタンプを日付に変換する

ここからはGoogle Apps Scriptを使って経過日数を計算していきます。2 まずIFTTTで記録したタイムスタンプそのままだと、日付の計算ができないので日付型に変換する関数を作ります。

//IFTTTの日付形式から通常の日付に変換
function toDateFromIFTTT(str){
  str =  String(str);
  str = str.replace(/at.*/,"")//正規表現でatより後ろの部分を削除
  d = new Date(str);
  return d;
}

日付から経過日数を計算する

IFTTTでは、ボタンを押すたびに最終行に行が追加される仕様になっています。

そこで、最終行にセットされた日付から経過日数を算出します。

最終行を判定するには、スプレッドシートの計算式を使っています。計算式を入れておく方式だとスプレッドシートを確認した際も自動で計算されるからです。

計算式をセットするスクリプトをこのように追加します。

var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); //スプレッドシートを取得
var sheet = ss.getSheetByName("log"); //シートを取得

//シートの最終行に経過日を計算する式をセットする
function setFormuraLastRow(){
  //シートの使用範囲のうち最終行を取得
  var maxRow = sheet.getDataRange().getLastRow(); 
  //A列の最終行の値を取得
  var str  = sheet.getRange(maxRow,1).getValue();
  //スプレッドシート用の式
  var code = '=TODAY() - TO_DATE(B'+ maxRow+')';
  //フォーマットした日付をセット
  sheet.getRange(maxRow,2).setValue(toDateFromIFTTT(str));
  //式をセットする
  sheet.getRange(maxRow,3).setFormula(code);
}

試しにsetFormuraLastRow関数を実行すると、B列に日付のデータ、C列に経過日数が表示されているかと思います。

f:id:tadaken3:20170921233732j:plain

C列では「=TODAY - TO_DATE(B1)」という式をセットして、経過日を計算しています。

Point Google Apps Scriptで最後に行動した日からの経過日数を計算する

Google Apps ScriptでLINEに通知を送る

LINE Notifyのアクセストークンを取得する

LINEに通知を送るには、「LINE Notify」という仕組みを使います。

まず、LINEアプリからLINE Notifyのアカウントを友達として追加します。

次にLINE NotifyのページにLINEアカウントでログインしてアクセストークンを発行します。

アクセストークンはGoogle Apps ScriptからLINEに通知するために必要になりますので、メモしておきましょう。

わからない場合はこちらの解説記事も参考にしてみてください。

qiita.com

Google Apps ScriptでLINE通知を実装する

では、スプレッドシートに戻って、Google Apps Scriptで通知部分を実装してきましょう。

//LINEに通知を送る関数
function sentToLine(message){
  var token = "先程取得したアクセストークン";
  var options =
   {
     "method"  : "post",
     "payload" : "message=" + message,
     "headers" : {"Authorization" : "Bearer "+ token}     
   };

   UrlFetchApp.fetch("https://notify-api.line.me/api/notify",options);
}

これですべての部品が整いました。

Point LINE NotifyでGoogle Apps Scriptから通知を送る

三日坊主克服システムの完成!

では、三日坊主克服システムを完成させましょう。main関数を作って、メインルーチンを実装します。スプレッドシートの値を取得して、経過日が3日もしくは7日以上であれば、LINEに通知をするようにします。

完成形のプログラムはこのようになります。

var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); //スプレッドシートを取得
var sheet = ss.getSheetByName("log"); //シートを取得

function main(){
  setFormuraLastRow()
  var maxRow   = sheet.getDataRange().getLastRow();
  var passDate = sheet.getRange(maxRow,3).getValue();
  var message  ="";
  //経過日が3日もしくは7日以上だったらLINEに通知を送る
  if (passDate==3 || passDate>=7){
      message = "最終トレーニングから"+ passDate + "日経過しました";
      sentToLine(message);
  }
}

//IFTTTの日付形式から通常の日付に変換
function toDateFromIFTTT(str){
  str =  String(str);
  str = str.replace(/at.*/,"")
  d = new Date(str);
  return d;
}

//シートの最終行に経過日を計算する式をセットする
function setFormuraLastRow(){
  var maxRow = sheet.getDataRange().getLastRow(); 
  var str  = sheet.getRange(maxRow,1).getValue();
  var code = '=TODAY() - TO_DATE(B'+ maxRow+')';
  sheet.getRange(maxRow,2).setValue(toDateFromIFTTT(str));
  sheet.getRange(maxRow,3).setFormula(code);
}

//LINEに通知を送る関数
function sentToLine(message){
  var token = "先程取得したアクセストークン";
  var options =
   {
     "method"  : "post",
     "payload" : "message=" + message,
     "headers" : {"Authorization" : "Bearer "+ token}     
   };

   UrlFetchApp.fetch("https://notify-api.line.me/api/notify",options);
}



最後にスクリプトのトリガーを設定します。main関数を通知を送りたい時間帯を選んで日タイマーでセットします。

f:id:tadaken3:20170921234555j:plain

Point トリガーを設定してスケジュールでスクリプトを実行する

まとめ

今回は、Google Apps Scriptで三日坊主克服システムの作り方を解説しました。

を組み合わせて仕組み化しました。

仕組み化することで意識せずに三日坊主を検知できるので、今までよりは三日坊主を克服しやすくなったと思います。

あなたが、三日坊主を克服して新しい習慣を身につけられることを祈っています。

最後に尊敬するTestosterone先輩の名言を掲載します。

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  1. 本記事ではアプリの画面で説明していますが、PCからブラウザ経由でもアプレットの作成ができます。

  2. スプレッドシートのシート名はlogに変更していますので、ご注意ください。

【Python】チャットワークに通知を送るスクリプトをより実用的に改良する

f:id:tadaken3:20170917160104p:plain

こんにちは!
タダケン(@tadaken3)です。

先日、「いつも隣にITのお仕事」に、Pythonを使ってチャットワークに通知を送る方法について解説した記事を寄稿しました。

tonari-it.com

Requestsモジュールを使いチャットワークAPIにアクセスして、メッセージを送る方法を解説しました。「いつも隣にITのお仕事」では、プログラム初心者向けの内容にフォーカスしているため、Requestsモジュールの使い方を中心にご紹介しています。

ですが、このままだと、

  • ルームIDやメッセージ内容を変更する度に、コードを変更する必要がある
  • スケジュールで定期的に実行する際に実行ログが出力されない

などの課題があります。

そこで本ブログでは、チャットワークに通知を送るPythonスクリプトをより実用的なコードに改良する方法をご紹介します。1

argparseを使ってパラメータを管理する

argparseモジュールはコマンドラインのインタフェースを簡単に作成できる標準モジュールです。

Pythonプログラムを実行した際にコマンドライン引数を設定できます。メッセージ内容やルームIDをコマンドラインから指定できるようになります。

#!/usr/bin/env python

import argparse

def main():
    # パーサの作成
    psr = argparse.ArgumentParser()
    # -m / --message というオプションを追加.デフォルトは 'hello! '
    psr.add_argument('-m', '--message', default='hello! ')
    # コマンドラインの引数をパースしてargsに入れる.エラーがあったらexitする
    args = psr.parse_args()
    # argsからmessageに格納された引数を取り出す
    print(args.message)

if __name__ == '__main__':
    main()


実行時にコマンドラインで引数を指定しないとデフォルトの内容、引数を指定した場合は引数の内容が表示されます。

$ python sample_argparse.py
hello! 
$ python sample_argparse.py -m 'Good Bye!'
Good Bye!

loggingを使ってログを出力する

Pythonでログ出力を実装するためには標準モジュールのloggingを使います。

loggingを使うと、ログをレベル分けしたり、ログ出力のフォーマットを設定できます。loggingの詳しい使い方は以下の記事が参考になります。

www.sejuku.net

ログの設定を以下のように記述します

logger = logging.getLogger(__name__)
# 出力するログレベルの設定。INFO以上のログが出力されるようになる
logger.setLevel('INFO')

# ログのファイル出力先を設定
fh = logging.FileHandler('chatwork.log')
logger.addHandler(fh)

# ログのコンソール出力の設定
sh = logging.StreamHandler()
logger.addHandler(sh)

# ログのフォーマット設定
formatter = logging.Formatter('%(asctime)s:%(lineno)d:%(levelname)s:%(message)s')
fh.setFormatter(formatter)
sh.setFormatter(formatter)


ログを出力をしたい場合、ログを出力したいタイミングの箇所で以下のように記述します。

logger.info('これは正常動作です')
logger.warning('実行可能だけども警告があります')

チャットワークに通知するスクリプトを改良する

では、これらを踏まえて、チャットワークへ通知するスクリプトを改良してみましょう。

main関数を作って、メインルーチンを記述しています。APIキーとルームIDのデフォルト値はご自身が使うものに変更してください。2

#!/usr/bin/env python
# -*- encoding: utf-8 -*-

import argparse
import requests
import logging

def main():
    # ロガーを呼び出し
    logger = get_logger()

    # 処理が開始されることをロギング
    logger.info('start')
    
    # コマンドライン引数からルームID、メッセージ内容を取得
    psr = argparse.ArgumentParser()
    psr.add_argument('-a', '--apikey', default='#Your Chatwork API KEY')
    psr.add_argument('-r', '--roomid', default='Your Room ID')
    psr.add_argument('-m', '--message', default='にゃんぱすー')
    psr.add_argument('--version', action='version', version='%(prog)s 1.0')
    args = psr.parse_args()
    
    # エンドポイントの生成
    ENDPOINT = 'https://api.chatwork.com/v2'
    post_message_url = '{}/rooms/{}/messages'.format(ENDPOINT, args.roomid)

    # チャットワークAPIにポストする場合のヘッダー、パラメータを設定
    headers = { 'X-ChatWorkToken': args.apikey}
    params = { 'body': args.message }
    
    # ポストリクエストを実行
    r = requests.post(post_message_url,
                        headers=headers,
                        params=params)
    # ステータスコードが200(成功)以外の場合、警告をする
    if r.status_code != 200:
        logger.warning(r.text)
    
    # 処理が終了したことをロギング
    logger.info('end')

# ロガーの設定
def get_logger():
    logger = logging.getLogger(__name__)
    logger.setLevel('INFO')
    
    fh = logging.FileHandler('chatwork.log')
    logger.addHandler(fh)
    
    sh = logging.StreamHandler()
    logger.addHandler(sh)
    
    formatter = logging.Formatter('%(asctime)s:%(lineno)d:%(levelname)s:%(message)s')
    fh.setFormatter(formatter)
    sh.setFormatter(formatter)
    return logger

if __name__ == '__main__':
    main()

では、「chtwk.py」というファイルに保存して実行してみましょう。

コマンドラインからの入力を受け付けて、ログもきちんと出力されていますね。chatwork.logファイルにも実行した結果が記録されているはずです。 f:id:tadaken3:20170917154920p:plain

チャットワークにもコマンドラインで設定したメッセージ内容で通知が送られています。 f:id:tadaken3:20170917154943p:plain

まとめ

ちょっとしたツールでもキチンと作っておくと、再利用できるようシーンが増えます。結果的には業務の時間短縮につながったり、メンテナンスしやすくなりますので、意識しておくと良いのではないでしょうか。

今回作成したコードはGithubにもおいてありますので、ご参考に!

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みんなのPython 第4版

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  1. 元ネタはこちらの記事です。pythonで小さなツールを作る時のtips - Qiita

  2. APIキーについてもコマンドラインから取れるようにしていますが、変更して使うケースが少なければ、環境変数に入れて管理する方法もあります。こちらを参考に。【Python】トークンなどの認証情報は環境変数で管理しよう - 肩の力を抜いて

ゼルダ開発者に学ぶチーム全体の生産性を上げる方法

こんにちは!
タダケン(@tadaken3)です。

日本最大のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2017」が9月1日まで行われていました。ボクの好きなゲームの一つ「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(以下、BotW)についても多くセッションが開かれてました。

今回はBotWのセッションを読んで学んだこと、感じたことをまとめてみました。

自作のバグ検知ツール「ZELDA_ERROR」で制作効率が上がった

たくさんのセッションが公開されたのですが、個人的に注目したのがこちらの記事です。

jp.ign.com

簡単にまとめると、

BotWは任天堂の歴史の中でも今までにない規模の制作規模だったそうです。制作規模が大きいため、バグも大量に発生し、面白さを検証するためのテストプレイもままならない状態でした。

QAエンジニアである大礒さんが、BotW専用のデバッグツール「ZELDA_ERROR」を作って、効率的にバグ報告をできるようにしました。

通常、ゲームのソフトの開発は制作の終盤にデバックを行なうのですが、「ZELDA_ERROR」のおかげ開発の初期からデバックを効率的に行なうことができ、その効果も制作サイクルを早く回せました。

という内容です。

道具を作ってチームの力を最大限に活かす

ボク自身もBotWは100時間以上遊びましたし、いち任天堂ファンとして、開発の裏側の話を知って単純にすごいなと思いました。

※我が家のニンテンドースイッチ

「ZELDA_ERROR」の記事を読んで一つ思い出したことがあります。

任天堂の元社長、故・岩田さんとほぼ日の糸井さんのとある対談記事です。

当時ふたりは「MOTHER2 ギーグの逆襲」というスーパーファミコンのソフトの開発を行っていました。

開発は難航し4年間たっても完成の目処が見えない状態でした。あまりにも開発が難航したため岩田さんが助っ人として、開発陣に加わったときのエピソードです。

当時の状況を二人はこのように振り返っています。

糸井
あー、もっともですね(笑)。
で、そのときに岩田さんが
なにからはじめたかというと、
まず、道具をつくりはじめたんですよね。
つまり、目の前に大きな問題がごろごろあって、
すごくたいへんだぞ、というときに、
直接は、それに取りかからなかった。
だから、離れたところから見ると、
ぜんぜん手をつけてないように見えたんです。
ところが、それは、問題を片づけていくための
道具をつくっていたんだよね

岩田
はい。

糸井
(まわりのスタッフに向かって)
おもしろいんだよ、これは。
問題を1個ずつ片づけていくかというと
そうじゃないんだ。
いったん、道具をつくっておいて、
「みんなが使える道具をつくりましたから、
これで、あなたはここをつくってください」
というふうに建て直していったんだ。
つまり、道具さえできたら、
あとはやるだけなんですっていう
やり方をしていましたよね。
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN - 1101.com

このとき、岩田さんが具体的に作った「道具」は、当日まだ珍しかった電子メールだそうです。システムを社員一人ひとりのPCに入れさせて、コミュニケーションを円滑化しました。

開発がうまくいってない原因として、コミュニケーションがうまくいっていないと分析したんでしょうね。今でこそメールなんか当たり前ですが、1990年代の話ですから驚きです。

他にも岩田さんは、ファイルの更新状況を管理するために、バージョン管理システムを構築して、MOTHER2の開発効率を劇的に改善しています。1

岩田さんは、いきなりソフトの開発に入らず、みんなが使えるツールを作って、チーム全体の生産性をアップしました。

結果4年間も開発が難航していたMOTHER2が、岩田さんが開発に入ってから1年で発売までこぎつけました。

任天堂の大磯さんがおこなった「ZELDA_ERROR」を作って、チームの開発力を底上げするというのも、岩田さんのやり方そのままです。

岩田さんのDNAはしっかりと任天堂の開発陣に受け継がれているんだなと感じました。

目の前の問題にすぐ取り掛かる前に

とくに忙しくて切羽詰まっているときほど、目の前の問題をすぐに解決しようと手を動かしがちです。

ボクなんかもタスクがたくさんあって消化できるかわからないときほど、不安になってすぐに目の前の課題から手を付けがちでした。

ですが、むかしに岩田さんのツールを作る方法を知ってから、

  • もしまた同じような問題が起きたらまた時間がかかってしまうのではないだろうか
  • そもそも何が本当に問題なのだろうか

ということを一度立ち止まって考えるようになりました。

そして、自分でも自動化したりツールを作ってみたいと思いプログラミングを学び始めました。

プログラミングを少しずつ学んで行く過程で、ちょっとずつ自分の業務を自動化していきました。

時にはそれをチームに公開して他の人も使えるようにしてきました。

もちろん岩田さんや大礒さんのようなすごいツールではありませんし、日々の問題を解決する本当にちょっとしたプログラムだったりします。

それでも、作ったツールが増えれば増えるほど、仕事はどんどん自動化され、楽になっていきました。

まとめ

みんなが使えるツールを作って、チーム全体の生産性をアップするメソッドは、チームで仕事をすすめていく上で非常に役に立つ考え方です。

プログラミングの強みは、ツールを自分で創ってしまえるところだと再認識しました。

プログラミングを学んで、個人の生産性だけでなく、チームの生産性をアップしていけるといいですね。

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【Python】トークンなどの認証情報は環境変数で管理しよう

f:id:tadaken3:20170909203312p:plain

こんにちは!
タダケン(@tadaken3)です。

今回はPythonのプログラムを書く際のちょっとした小ネタをご紹介します。 認証情報などうっかり外部に漏らしてしまうと大事になる情報を安全に取り扱う方法を解説します。

WEB APIを利用するときに認証情報をコードに記述していると、、、

WEB APIを利用をするプログラミングを作る場合、トークンなどの認証情報をコード内に記述する場合があるかと思います。

例えば、このようにGETリクエストをしてWEB APIを利用するケースです。

import requests

url = 'www.samlple.co.jp/api/v1'  #ダミーのURLです。
token = 'hogehogehogehoge'
headers = { 'SampleToken': token }

requests.get(url, headers=headers)

自分ひとりで使う場合はとくに問題なさそうです。

ですが、コード内に認証情報が埋め込まれているため、他人に共有する際に、そのまま認証情報を公開してしまうということが考えらます。(ボクも社内のWikiにコードを公開した際に、うっかり認証情報を載せてしまったことがありました、、、)

社内の場合は、それほど大きな問題にはならないですが、もしインターネット上に公開した場合、最悪アカウントが乗っ取られて悪用されるケースもあります。とくにGithubにコードをアップするときなどは要注意です。

Amazon Web Serviceのインスタンスが乗っ取られて190万円の請求がきたというような事例もあります。1

d.hatena.ne.jp

認証情報を環境変数で管理する

そのために認証情報はプログラム上に直接書かずに、読取専用のファイルなどでしっかり管理するのが安全です。

ただ、ちょっとしたコードを作るために、毎回認証情報用のファイルを作ったりするのもめんどうなので、認証情報をOSの環境変数に保存するという方法があります。

環境変数(かんきょうへんすう)はOSが提供するデータ共有機能の一つ。OS上で動作するタ>スク(プロセス)がデータを共有するための仕組みである。 環境変数 - Wikipedia

環境変数トークンなどを保存しておき、コードを実行する際に必要な場合は、それらを呼び出して使います。

Pythonの場合、標準のosモジュールで環境変数を設定できます。

“SAMPLE_API_TOKEN"という環境変数に"hogehogehogehoge"というトークンを保存する例です。

import os

# 環境変数を設定する
os.environ["SAMPLE_API_TOKEN"] = "hogehogehogehoge"



環境変数は一度設定すれば、それ以降は永続的に使えます。 環境変数を読みこむには以下のように記述します。

import os

# 環境変数を読み込む
token = os.environ["SAMPLE_API_TOKEN"]

#もしくは
token = os.environ.get("SAMPLE_API_TOKEN")



一番最初に載せたサンプルのコードを書き換えるとこのようになります。

import os 
import requests

url = 'www.samlple.co.jp/api/v1'  #ダミーのURLです。
token = os.environ["SAMPLE_API_TOKEN"]
headers = { 'SampleToken': token }

requests.get(url, headers=headers)

まとめ

これで他人にコードを共有する際も認証情報は公開せずに管理できます。ちょっとしたことなのですが、うっかりやってしまいがちなので、セキュリティ的に認証情報は環境変数で管理することをオススメします。

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  1. リンク先のケースでは、不正に利用されたため無事に請求が免除されたようです。

プログラミングを習得するには、とにかく写経することがオススメ

f:id:tadaken3:20170829203949j:plain

こんにちは。
タダケン(@tadaken3)です。

プログラミングを学習する方法は、たくさんあります。入門書、プログラミングのスクール、オンラインでの学習サイト、プログラミングの入門動画などなど。たくさんの方法があってどれが効果的なのか迷ってしまいますよね。

そんなあなたに取って置きの方法をお伝えします。それは写経です。ボクはプログラミングを習得するには「写経」が一番いいと考えています。

とにかく書き写す

プログラミングをはじめて学ぶ方は、まずはサンプルコードをひたすら書き写すのがオススメです。プログラミングは「言語」なので、習得するにはどうしても書いて覚える必要があります。言語なので書けば書くほどうまくなるというのが持論です。

書いているうちにその言語の特徴や文法が体に染み付いてきますし、「書いて動かす」を繰り返すことでプログラミングの勘所みたいなものが養われます。とくにプログラミング初心者にわからなくても書いて覚える写経が効果的です。

書くことでわからないところが明確になる

最初はサンプルプログラムの意味がわからないかもしれません。ですが、それは初めて学ぶことなので当たり前です。本をサラッと一回読んだだけで理解できるのであれば、誰も苦労はしないでしょう。

意味がわからないながらも、コードを自分で打ち込んでいきます。サンプルコードを打ち込んだ後、実際動くかどうか試してみます。するとたいていの場合、うまく動かなかったり、エラーコードが表示されます。

でも、決してめげないでください。

エラーメッセージが出ている場合は、エラーメッセージを読んでみましょう。もしわからなければ、Googleで検索してみます。どの辺に間違いがあるか当たりがつくかもしれません。

もしエラーメッセージを見てもわからなければ、打ち込んだコードとサンプルコードをもう一度チェックしてみましょう。以外なところでタイプミスをしていませんか。

また理解していないメソッドやキーワードがあれば、それを覚えておきましょう。今はわからなくてもあとで調べてみて理解できるかもしれません。

そうやって試行錯誤しているうちにプログラムがやっと動くようになりました!おめでとうございます。

きっと本をサラッと読んだだけでは、理解したかどうかもあやふやだったところまで、理解できたのではないでしょうか。

これが写経の効果です。実際に書いて動かすことで、プログラミングは上達します。

ほんたった」があると写経が捗る

写経をするときは、本をたてておくブックスタンドがあるととても便利です。コレはあるのとないので大きく違うので、プログラミングを始めようと思ったら、まず買っておくべきです。

個人的には、EDISONの「ほんたった」がオススメです。ほんたった」は折りたたみ式のブックスタンドでカバンに入れて持ち運びができるので、会社・自宅の両方で使えます。気分転換にスタバで写経したりもできます。

折りたたみができる分、通常のブックスタンドよりも若干高めですが、それでも2500円程度です。

ほんたった」は通常のバインダーに加えて補助バインダーがついてるので、ページがめくりやすいところも気に入っています。

EDISON ほんたった黒(ハードケース入り)

EDISON ほんたった黒(ハードケース入り)

まとめ

写経は泥臭い方法かもしれませんが、プログラミングを習得するに、より確実な方法です。1日5分でいいので、プログラミングの写経を始めてみませんか。きっと効果が実感できるはずです。

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はてなブログにコマンド一発で投稿するPythonスクリプトを作ってみた

f:id:tadaken3:20170824220135p:plain こんにちは。
タダケン(@tadaken3)です。

はてなブログへの投稿を少しでも便利にしたいと思い、テキストファイルをはてなブログに投稿するPythonスクリプトを作成しました。使い方をご紹介します。

github.com

はてなブログは、はてなブログAtomPubというAPIを公開しています。認証形式はOauth2、WSSE、BASICに対応しています。今回のスクリプトではWSSE認証で、ブログの投稿を行っています。1

はてなブログ投稿スクリプトの使い方

事前準備

以下の環境で動作することを確認しています。Python3のスクリプトです。

まずスクリプトGitHubからDLします。

$git clone https://github.com/tadaken3/hatenablog_post.git


もしくはGithubのページにアクセスして、「Clone or download」ボタンを押してダウンロードします。

f:id:tadaken3:20170824152859p:plain

依存関係のあるPythonライブラリはrequestschardetです。requestsはHTTPライブラリ、chardetはファイルの文字コードを調べるのに利用しています。pipでインストールしましょう。

$pip install requests
$pip install chardet


次に認証情報をスクリプトに埋め込みます。hatenablog_post.pyファイルの以下の部分を変更します。

username = 'username'
api_key  = 'API key'
blogname = 'yourblogname.hatenablog.com'


usernameは、はてなのIDです。api_keyとblognameは、はてなブログの管理画面から「設定>>詳細設定」で確認することができます。AtomPubの欄に記載があります。例えば、このブログの場合は「tadaken3.hatenablog.jp」です。2

f:id:tadaken3:20170824145612p:plain

これで準備がオッケーです。

ブログを投稿してみる

hatenablog_post.pyと同じディレクトリにブログ原稿を保存します。ファイルの1行目がタイトル、2行目以降が本文になります。例えばblog.mdというファイルを作ってブログタイトルと原稿本文を書いて保存してみましょう。

作成したファイルを引数にとって、スクリプトを実行します。

$ python hatenablog_post.py blog.md


うまくいくとブログに下書きに記事が反映されます。ブラウザではてなブログにアクセスして確認してみてください。

f:id:tadaken3:20170824150058p:plain

まとめ

cotEditorという軽量のテキストエディタを使用して、ブログ原稿を書いてます。cotEditorはPythonスクリプトで機能を拡張できるようだったので、今回のスクリプトを作成しました。自分がラクをしたいので。3

今回はテキストのみですが、いずれは画像も含めて一発で投稿できるようにしたいと思っています。

参考サイト

みんなのPython 第4版

みんなのPython 第4版


  1. 本記事で紹介したスクリプトは参考サイトにあるkaraageさんの記事をベースにしています。Python3で動くようにしたのとファイルの取扱などを改良しています。

  2. api_keyなどは環境変数に入れて参照することをおすすめします。ネット上にうっかり公開しないよう気をつけましょう。

  3. ちなみにこのままだと諸事情によりcotEditorで動きません。微妙に改良したのはこちらです。

いまこそプログラミングを学んで自由を手に入れよう。

f:id:tadaken3:20170819203506p:plain こんにちは。
タダケン(@tadaken3)です。

ボクはもともと経理部出身だったのですが、独学でプログラミングを勉強して、現在はデータアナリストとして仕事をしています。

プログラミングを学んだことで、ボクは人生は大きく変わりました。プログラミングは自由を手に入れる切符です。プログラミングを学ぶ人が増えるといいなと思い、この記事を書きました。

プログラミングは時間を生み出すスキルである

プログラミングは、英語や簿記といったスキルとくらべて、特徴的なところがあります。それはプログラミング自体が時間を生み出すスキルであることです。

プログラミングを学ぶと、様々なタスクをPCにやってもらうことができます。しかも、人間が手作業で行うより、PCは高速かつ正確にタスクを処理します。手作業だと半日かかっていた集計作業が、プログラミングを学ぶことでたったの5秒で終わるといったことも珍しくありません。

もちろんプログラムを作成するのに時間がかかりますが、一度作ってしまえば、その後も集計作業は自動で処理できます。空いた時間にさらにプログラミングの技術を高めていけば、より高度なこともプログラミングできるようになります。こなせるタスクは増える一方で、それにかかる時間は減っていくという減少が発生します。

プログラミングを学ぶ→時間ができる→さらにプログラミングを学ぶ→さらに時間ができる

というサイクルが回り始めます。プログラミングを学ぶことで時間の複利効果の恩恵をうけることができるのです。

自分のやっている仕事をひとつ自動化してみる

プログラミングを学ぶ上でよくある悩みが、基本的な文法な内容を学んだあと何を作っていいのかわからないという悩みです。

まずは自分のやっている仕事をひとつ自動化するプログラムを作ってみることをおすすめします。いきなりすべてを自動化することは難し位と思いますので、ほんの少しのタスクを自動化することを考えてみるといい勉強になります。

また、プログラミング言語にはC、JavaRubyPythonJavascriptなどたくさんの言語があります。たくさんありすぎて迷ってしまいますね。ですが、仕事を自動化するためには何を勉強すればいいのかという観点であればおのずと学ぶべきことが見えてきます。

例えば、

などの方法があります。

勉強することはたくさんある。それを乗り越えるメリットもたくさんある

プログラミングを学ぶ始めると、学ぶべきことがたくさんがあるなと感じます。

基本的なインターネット通信の基本的な仕組み、OSの成り立ち、コードのバージョンを管理する方法といったことやきれいなコードを書く方法や実用に耐える設計手法、ソフトをテストする方法などあげればキリがありません。

ボク自身もまだまだ勉強中ですし、新たに学ぶ分野で「入門書を買ってきて、本に書かれているとおりにススメてみたけどうまく動かない」といったことはしょっちゅうあります。

ですが、わからないことをググったりしながら、エラーコードと悪闘しながら、少しずつできることを増やしています。スキルを身につけると達成感があり、もっとプログラミングについて勉強したいと思うようになりました。

学習することはたくさんありますが、それを乗り越えることでできることがどんどん増えていくというのは、ものすごい充実感があります。まるでモンハンでどんどんと強いモンスターを倒す感覚です。

あなたが今持っているスキルと組み合わせれば鬼に金棒

あなたはセールスマンでしょうか❔それともデザイナー?銀行員でしょうか?

であれば、プログラミングを学ぶことは大きなチャンスです。プログラミングを学ぶことでスキルの掛け算が発生します。 プログラミングだけが得意なエンジニアはたくさんいますが、スキルを組み合わせることで、あなたの市場価値を一気に高めることができます。

  • マーケティング☓プログラミング
  • デザインセンス☓プログラミング
  • 金融知識☓プログラミング

また、あなたが今持っている知識を活かして、WEBサービスやアプリを作ることができるかもしれません。自分でWEBサービスを作って生活していければ、会社をやめて独立することだって可能です。

クラウド会計ソフトのfreeeを立ち上げた佐々木さんはエンジニア経験のなマーケッターだったのは、ボクを勇気づけてくれました。

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みんなのPython 第4版

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