Macユーザーにオススメ!複数のアプリ・フォルダをダブルクリック一発で立ち上げる方法
こんにちは!
タダケン(@tadaken3)です。
あなたは、朝、会社についてまず何をしますか?
チャットアプリやメーラーを立ち上げてメッセージの確認、インターネットブラウザを開いてニュースサイトをチェックして、作業フォルダを開いて・・・というよう毎朝のルーティン作業がだれしもあると思います。
複数のアプリやフォルダを立ち上げるのは案外、面倒ですよね。Macユーザーであれば、複数アプリやフォルダ・ファイルを開く作業はシェルスクリプトで簡単に効率化できます。
今回はショルスクリプトで複数のファイルやフォルダ、アプリケーションをダブルクリック1発で起動する方法をご紹介します。
Mac専用のOpenコマンドでFinderやアプリを開く
MacではOS X専用のコマンドopenコマンドを使用すると、ターミナルからFinderを起動してファイルやフォルダ(ディレクトリ)を表示することができます。
ディレクトリ・ファイルを開く
Finderを開く場合は、開きたいディレクトリのパスを指定します。例えば以下のように実行すると、デスクトップがFinderで開かれます。
open ~/Desktop
デスクトップにあるPDFファイルを開く場合の以下のように実行します。ファイルに関連付けられているアプリが自動的に起動します。
open ~/Desktop/I-am-gundom.pdf
アプリを起動する
アプリケーションを起動する場合は「-a」オプションに続けてアプリを指定します。/Applicationsや/Applications/Utilitesフォルダにあるアプリやツールはこの方法で開くことができます。
open -a ”Google Chrome”
ただし、アプリを指定する際は、Finderに表示されている日本語名の名前ではなく、アルファベットなど表示されている実際のアプリを指定する必要があります。拡張子の「.app」は指定しなくても、ほとんどのアプリは起動できます。アプリ名にスペースが含まれる場合はクォーテーションでくくって指定します。 指定のアプリでファイルを開くには次のように実行します。 cotEditerというエディタでテキストファイルが開かれます。
open -a cotEditer ~/Desktop/setsuna−f−seiei.txt
複数アプリを実行するスクリプトを作成する
では実際に「Chrome」「Chatwork」を開いて、デスクトップを表示するシェルスクリプトを作ってみましょう。テキストエディタを開いて、以下のようにシェルスクリプトを書いてみましょう。
#!/bin/bash open -a "Google Chrome" open -a ChatWork open /Desktop
たったの4行で終わります。簡単ですね。
作成できたらファイルを保存しましょう。ここで重要なポイントです。通常シェルスクリプトは拡張子を「.sh」にして保存します。Macの場合は拡張子を「.command」にすることで、ファイルをダブルクリックしてシェルスクリプトを実行できます。*1
作成したファイルは「open_some_apps.command」と名前をつけて、デスクトップに保存しましょう。
ファイルに実行権限を与える
最後にファイルに実行権限を与えます。「ターミナル」からchmodコマンドで実行権限を付与します。*2
#!/bin/bash chmod +x ~/Desktop/open_some_apps.command
作成したファイルをダブルクリックしてみてください。Chromeとチャットワークが立ちあがり、Finderにデスクトップが表示されていれば成功です。
まとめ
今回はMacユーザーのためのシェルスクリプトのテクニックを紹介しました。ちょっとしたテクニックですが、アイデア次第で日々のルーチンワークを効率化することができます。
次回もシェルスクリプトのテクニックを紹介していきますね。お楽しみに!
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